第4回がん撲滅サミットホームページトップへ

厚生労働大臣メッセージ

根本  匠

厚生労働大臣
根本  匠

「第4回がん撲滅サミット」の開催、誠におめでとうございます。患者やご家族の皆様を始め、医療従事者や医学研究者及び各業界における企業の方々等がお集まりになり、本サミットが盛大に開催されることは素晴らしいことです。開催に御尽力された関係者の皆様に、深く敬意を表します。
本サミットにつきましては、第1回から、復興大臣等の立場で挨拶して参りましたが、今回は、がん対策を推進する厚生労働大臣として挨拶いたします。
我が国において、がんは、昭和56(1981)年から死因の第1位であり、生涯のうちに国民の約2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで亡くなっているなど、依然として、国民の生命と健康にとって重大な問題です。
このような状況を踏まえ、厚生労働省では、がん対策のより一層の推進を図るため、本年3月に「第3期がん対策推進基本計画」を閣議決定したところです。今回の計画では、「がん予防」、「がん医療の充実」、「がんとの共生」の3本柱と、これらを支える基盤として「がん研究」、「人材育成」、「がん教育と普及啓発」を掲げております。
特に、がんゲノム医療提供体制の整備を図るため、がんゲノム医療中核拠点病院及びがんゲノム情報管理センター等を整備しています。また、がん患者の就労支援の推進を図るため、患者の状況に応じた治療と仕事両立プランを活用したトライアングル型サポート体制の構築を進めています。引き続き、質の高いがん医療の提供に向けた取組を推進して参ります。
本サミットにおいても「がん医療と新しい時代の幕開け!」がスローガンとなっておりますが、本庶佑先生が、本年10月にノーベル生理学・医学賞を受賞されました。受賞に心よりお喜びを申し上げるとともに、今回の受賞を契機として、がん撲滅に向けたがん医療の新たな発展に期待いたします。
最後に、本サミットの成功と本日お集まりの皆様方の今後ますますの御発展、御健勝を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

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