第4回がん撲滅サミットホームページトップへ

安倍総理メッセージ

がん撲滅サミット2016の開催、おめでとうございます。はじめに、医学の進歩に向けた皆様の毎日の取組に対して、心より敬意の念を表したいと思います。

我が国は、世界最高水準の平均寿命を達成し、人類誰もが願う長寿社会を現実のものとしてまいりました。一方、我が国は、欧米諸国、アジア諸国に先駆け、地球規模課題の一つである超高齢化に直面しており、健康長寿社会を実現することが大きな課題となっています。

このため、政府は、全閣僚からなる健康・医療戦略推進本部の下、医療分野の先端的研究開発や新産業創出等を推進し、健康寿命の更なる延伸に努めているところです。具体的には、昨年4月に設立された「国立研究開発法人 日本医療研究開発機構」を医療分野の研究開発の中核組織として、基礎から実用化まで切れ目ない研究支援を一体的に行っています。

がん対策については、「がん対策推進基本計画」に基づき策定された「がん研究10か年戦略」を踏まえ、健康・医療戦略推進本部の方針の下、がん研究の総合的かつ計画的な推進に全力で取り組んでいくこととしています。

また、昨年12月に「がん対策加速化プラン」を策定し、①がんの予防(がん検診、たばこ対策等)、②がんの治療・研究(ゲノム医療、小児がん・希少がん等)、③がんとの共生(就労支援、緩和ケア等)といった取組を一層進めることとしており、がんを克服し、活力ある健康長寿社会を確立していきたいと考えています。

最後に第2回を迎えた本会合がご参加の皆様にとって実りあるご議論の場となることを期待いたしまして私のメッセージといたします。

内閣総理大臣 安倍晋三

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