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2020.06.22

日米がん撲滅サミット2020の理念

~がんに支配された人類から、がんを支配(コントロール)する人類へ~

『がん撲滅サミット』とは、2013年9月に身内に2人のがん患者がいる日本の作家・ジャーナリストの中見利男氏が、一向に大きく減らないがん患者死亡率を将来的にゼロにしていくために、医療をはじめ、政府、官僚、経団連などの各界に呼びかけて「オールジャパンでがん撲滅に向けて立ち上がろう」と提唱したことから始まったがん撲滅ムーブメントです。

この提唱活動によってパシフィコ横浜にて2015年6月9日に最高顧問、代表顧問主導の下、開催された第1回がん撲滅サミット(於:パシフィコ横浜)において皇室よりご来臨された高円宮妃殿下から『攻めなければ負けしかないなか、がん撲滅を目指すぐらいの意気込みは必須と感じます』との名誉あるお言葉を賜り、文字通りオールジャパンでがん撲滅に向けて乗り出そうという機運が高まりました。

ここで大事なことは『がんに支配された人類から、がんを支配(コントロール)する人類』に向けて明確な意志を以て挑戦を開始することです。

~日米がん撲滅サミットの目標~

確かにがんは日々人間の体内に4000個~6000個発生しており、がん発症そのものをゼロにすることは困難だと言われております。

しかし、大事なことは、副作用のない、持ち運びができて職場や自宅、旅先でも服用のできるリーズナブルながん予防薬を一刻も早く開発することです。

こうした、がん死をゼロに近づけようとする、たゆまない努力と、がんの早期発見、新しい治療法の開発及び創薬の実施が重要です。

またがんを撲滅しようというアグレッシブな心を持つことでがんと診断されても積極的に生への希望を失わず、がんとの闘い、あるいは共存を目指して治療を実行することが重要です。

これまで『がん撲滅サミット』は5回の大会を開催し、政府、財界、医療界、がん患者、市民の方々など約5000人の人々が全国より一堂に会しています。

おかげ様で第3回大会(於:パシフィコ横浜)では、今、話題の光免疫療法の治験開始に対しても後押しをさせていただきました。

また2019年11月に世界で活躍する原丈人大会長(内閣府参与、アライアンス・フォーラム財団代表理事)のもとで開催した第5回がん撲滅サミット(於:東京ビッグサイト)では、同年5月21日に急逝された故・北島政樹先生の追悼大会とさせていただきました。

そして藤堂具紀教授(東京大学医科学研究所)の開発したG47Δ(ウイルス療法)の実用化に向けた承認申請についても希少がんの患者の皆様のために後押しを開始。

また、すい臓がん、小児がんなど難治性希少がん撲滅のための『先端高度がん医療センター(仮)』構想の政府への提言活動など、具体的なアクションを起こすことができました。

さらに第5回大会直前の米国時間2019年10月29日にサンフランシスコで開催された『World Alliance Forum in San Francisco』(主催アライアンス・フォーラム財団)でも提唱者の中見利男氏が米国およびEU、アジアで活躍する医療者、研究者、ビジネスマンたちを前に「日米両国が連携してがんを撲滅しよう」と米国でも提唱講演。

これは大きな反響を呼ぶ歴史的スピーチとなりました。

同日、それを受けてがん医療の世界的権威でシカゴ大学プレシジョン医療研究所の所長マークJ.ラテイン教授によって『日米がん撲滅宣言』が格調高く読み上げられたのち、東京の地で開催された第5回がん撲滅サミットでも同様に宣言文書が発表されました。

これによって日本から始まったがん撲滅への挑戦が米国にも広がることになったわけです。

そこでいよいよバージョンアップした今大会は2020年11月15日(日)午後1時より東京ビッグサイトにて『日米がん撲滅サミット2020』を開催します。

~今こそチーム・マンカインドで挑戦を開始しよう!~

我々の目標は大胆です。

それは日米及び世界の人々と連携して『チーム・マンカインド(人類)』の力によって、がんを2030年に撲滅するというものです。

そこで2025年をがん予防薬開発元年と位置づけ副作用のない持ち運びのできるリーズナブルながん予防薬を世界で開発しようというアクションを展開致します。

そのために2020年より、まずがん・感染症予防につながる腸管免疫細胞強化に向けた『ヒポクラテス・プロジェクト』を開始いたします。

これは『すべての病は腸から始まる』と看破した古代ギリシャの医聖ヒポクラテスの精神を見直すための画期的イノベーションにつながるものでもあります。

多くの人々は、がん撲滅は不可能だと否定するかもしれません。

しかし我々はこう考えます。

『不可能は可能性を生み出す母なのだ』と。

そもそも天然痘でもペストでもそれを撲滅しようと呼びかけた最初の人々は「そんなことは不可能だ」と世界中の人々から否定されたのです。しかし名声よりも勇気を失うことを恐れた先人は、天然痘やペストを撲滅するために戦い続け、ついに不治の病から人類を解放することに成功致しました。

だからこそ、今、我々も『がん』の悲劇から人類を解放するため、その撲滅に向けて立ち上がる道を選んだのです。

大事なことはAIや研究者、企業のネットワークを活用することで『チーム・マンカインド』のパワーアップを図り、データを徹底的に分析。先端技術を大胆に投入するイノベーションの精神を失わないことです。

そのためにはサイバー世界だけでなく志ある人々が実際に一堂に顔を合わせ、お互いの意見やアイデア、そして心を通わせ合うことが重要です。

だからこそ今年開催される『日米がん撲滅サミット2020』は歴史的にも重要な意味と使命を帯びているのです。

そこで今大会より3つのプロジェクトを開始致します。

1つは前述のように、がん・疾病予防を目標とする『ヒポクラテス・プロジェクト』です。これによって2025年をがん・感染症等の疾病予防薬開発元年とし、持ち運びのできる副作用のないリーズナブルながん・疾病予防製品の研究開発をオールジャパンで推進します。

2つ目はがん医療と次世代技術の連携を目指す『アインシュタイン・ジャパンプロジェクト』です。

これによって、がん医療のみを追求するのではなく、今後はAI、ロボット技術、再生医療など幅広い分野とがん医療がコラボレーションする時代をリードします。

3つ目は、患者ファーストの時代に向けて、がん患者の皆様の悩みやアイデア、また患者ファーストの立場に立ったがん医療全体の改善提言などを広く募集し、厚労省とも情報を共有。

がん医療改革を進めていくために『患者ファーストSOS』を開設。皆様から広く前向きな改善案や現状へのお悩みを受け付けて参ります。

こうしたプロジェクトのウイングを広げながら、我々はがん撲滅に向けて引き続きアクションを起こして参ります。

どうか私共の趣旨をご理解いただき、『日米がん撲滅サミット2020』開催に向けてご支援、ご指導をいただけますと幸いです。

皆さん、『不可能を可能に変える』ため、傍観者ではなく『チーム・マンカインド』の一員としてがん撲滅に向けて共に立ち上がり、前進を開始しましょう!

日米がん撲滅サミット実行委員会一同

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