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2021.07.14

抗がん剤副作用軽減プロジェクトについて

この度、私共は『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』開催を記念して『抗がん剤副作用軽減プロジェクト』を開始させていただくことになりました。

と申しますのも、大阪国際がんセンター乳腺・内分泌外科主任部長 中山貴寛教授が以前より取り組んでこられたのは抗がん剤副作用として顕著な手足指のしびれや脱毛に対して、少しでもこれを緩和していこうとする勇気あるチャレンジでした。

そこで私共がAMEDの支援サポートや政府の協力を仰ぐなど相互の協力によって、その実用化をさらに加速化、推進していこうというものです。

確かに標準治療、とりわけ抗がん剤は極めて効果の高い治療法ですが、その一方で副作用に悩んでおられる患者の皆さんが多くいらっしゃることは周知の事実です。

我々は、この点に目をつぶることなく積極的に緩和策や解決策がないかを模索し、挑戦を開始致します。

この『抗がん剤副作用軽減プロジェクト』の最初の目標は前述の手足指のしびれや爪の剥がれ、脱毛の軽減など、少しでも患者の皆様の身体的、精神的負担の緩和を目指すものですが、将来的には悪心や吐き気などの副作用そのものの緩和や軽減を目指して参ります。

そのためにも政府にも本腰を入れていただき、オールジャパン、チームマンカインドで取り組まねばならない問題です。一日も早い実現に向けて皆様のご支援、ご理解をいただけますと幸いです。

なお現在、『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』では、こうした研究開発、治験に取り組んでおられる皆様のご連絡をお待ち申し上げます。

後日、開設する『お問い合わせ』コーナーにご一報をいただけますと幸甚に存じます(患者の皆様からのお悩みは別途コーナーにて受付をさせていただきますが、本プロジェクトについてのご連絡は研究者、開発者に限らせていただきます)。
何卒よろしくお願い申し上げます。

『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』大会事務局