世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA 提唱者メッセージ

がん撲滅サミット
代表顧問・提唱者
中見 利男

 皆様、日々ご多忙にもかかわらずご健勝のことと存じます。
 2022年11月3日(祝・木)午後1時より「世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA」を昨年同様、大阪国際会議場で開催させていただきます。

 テーマは、がん医療改革への挑戦! です。
 新しい治療法はもちろん、未来に向けた医療へのチャレンジを行っている方々に今年もご講演をいただき、世界の人々と共に全がん種の撲滅に向けた挑戦を開始していこうではありませんか。

 我々の挑戦とは、もちろん安全性と有効性が証明された新しい治療法の実用化に向けた支援と患者の皆様にその果実をお届けするまでのワンストップの実行を目指したものです。

 そのためにも『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』では、大阪PMDA機能強化を進めて参ります。おかげ様で日本政府のエビデンスに対する考え方もようやく冷静なものに変わり始めました。

 第2相の治験で有効性と安全性が確認されれば、仮免許として条件付きでこれを承認する。もちろん我々は何でも承認させよ! と言っているのではありません。希少がんや難治性がんの人々のために、もっと手を増やし、生きる希望の光を灯そうと言っているのです。

 そのうえで副作用が軽減化された抗がん剤などの標準治療をベースに患者もチームに参加できる本当のチーム医療を目指そうというのです。

 そして今年の大会長は、昨年に引き続き現岸田政権が目指す新しい資本主義の軍師であり、総理の良き相談役の原丈人先生にご就任をいただくことになっております。

 この原丈人氏は、たった一人で新しい資本主義のベースとなる『公益資本主義』を提唱され、ついには米国の超一流企業、銀行、そしてダボス会議にも強い影響を与えた人物です。

 彼らは今や強欲的、弱肉強食的な資本主義から公益資本主義を目指すことをスローガンに変えたのです。さらに日本政府もこれを新しい資本主義として推進するまでに路線を変えてみせたのですから、まさに公益資本主義の父であり、歴史的な大人物です。

 この原丈人氏が『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』大会長として指導力とマンパワーを発揮してくださるのですから、我々も奮い立つのは当然です。

 同時に私自身の人生のテーマの一つは『バックボーンのない、たった一人の人間が世の中を動かすことができるのか』というものです。たった一人から声を上げて、それを世の中の人々と共に実現に向けて動かしていく。

 文字にすれば簡単ですが、オールジャパンでがん撲滅を! と主張して回ったときに冷笑を浮かべられたがん撲滅サミットが今や世界に向けて影響力を拡げつつあります。撲滅なんかできないよ、と嘲笑されたときに比べて、今はもしかすると本当に撲滅できるかもしれないね、と評価をいただくまでに成長しております。もし私にその成長の秘訣を説くことが許されるとするならば、こういうことではないかと思います。

 それは『執念を貫く』ことです。

 確かに今の私は心肺機能の低下を含めて満身創痍です。
 明日、斃れてもおかしくはないと医師は言います。
 
 それでも私はがん撲滅に向けて前進します。
 必ず「がん撲滅」という願いを実現させて参ります。
 
 今、私は多くの方々に支えられています。
 かつて1人から始まったがん撲滅への歩みは、今や多くの人々の道となり、行進となったのです。
 この歩みはもう誰にも止めることができないでしょう。
 
 なぜなら、先頭を歩く私は敵一千万人が立ちはだかろうが「執念」の歩みを止めることがないからです。

 だからこそ医療者の皆さんにお願いがあります。
 患者に対して上から支配的に物を言う医師の方がいらっしゃるのであれば、私はその方々に『キングスマン』という映画の名言をお贈りします。

「マナーが真の人間を作る」
 
 どうか患者に対するマナーを取り戻してください。医師の方にも患者に対してマナーが必要です。もし自分の専門外の治療法について患者に聞かれても頭から否定したり、患者を罵ったりすることは止めてください。

あなたが、もし専門外ならば専門家に確認してみてください。必要であれば、その方を紹介して患者さんが納得できるようにしてあげてください。

 マナーが真の人間(紳士・淑女)を作るのです。
 
 患者の皆さん。
 マナーを大事にしながら勇気を出して主治医に聞いてみて下さい。
 あなたの人生はあなたのものです。
 生命に対するマナーを医師も患者も大事にしましょう。患者を絶望の淵に追い込むのではなく、患者を救ってみせてください。

 生命を尊んでください。
 
 こうした生命に対するマナーが、やがて真の人間を作るのではないでしょうか。
 
 患者へのマナーを忘れた医師の皆さん!
 患者に対するマナーのない力の支配は暴力です。標準治療だけが正しいのだ。これから外れた新しい治療法は邪道だ! などと患者を罵るのは止めてください。患者にも人権があります。

 正義とはガイドラインに則っていれば、自分は正しいと思い込むことではありません。患者を元気にして社会復帰させるという使命感とそれを実行できる力やノウハウのことを言うのです。

 そのうえでかつて武道の達人がこう述べたように、威張ったり、偉そうにするのはダメです。調和を大事にしない者にしか真の正義は訪れません。

 なぜ医師の方にこういうことをお願いするのか? それが医学の先人・北里柴三郎氏は「医療者は患者の杖となれ!」という考え方を持ち、世界の人々を実際に救ってみせたからです。また故・北島政樹氏の言葉を引用するならば、福沢諭吉氏は「医師は時として天に逆らってでも患者を救わなければならない」という名言を遺しています。

 患者を支配しようとするのではなく、患者と同じ目線で病を戦略的に倒しに行く。
 
 こうした姿勢を、どうか忘れないでいただきたい。
 
 さて、患者ファーストの時代です。そのうえで我々は、がん医療の発展に寄与して参ります。
 
 生命の尊さを見直す良き機会と捉えていただき、ぜひ『世界がん撲滅サミット2022 in OSAKA』にご来場ください。そして我々のチャレンジに対して、どうか皆様にご支援をいただけますと幸甚に存じます。
 今大会もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 中見利男拝 

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