ホーム

小林久隆先生メッセージ

小林 久隆

米国国立衛生研究所・主任研究員
小林 久隆

本日ここに、「第3回がん撲滅サミット」が開催されるに当たり、一言お祝いを申し上げます。昨年に引き続き、3回目のがん撲滅サミットが盛大に開催されますことについてお祝い申し上げると共に、開催にご尽力された関係者の皆様に心より敬意を表します。

米国では、がん対策に対しては長期にわたって政府が支援してきました。1939年のルーズベルト大統領のCancer Actによって、今所属しておりますNational Cancer Institute (NCI)が現在のNational Institutes of Health (NIH)が組織される前に設立され、今もNCI Directorは、NIH Directorと共に時の政権の人事でホワイトハウスより選任されます。1972年には、ニクソン大統領の第二次Cancer Act、さらに近年では昨年オバマ政権下でバイデン副大統領が主導したCancer Moonshotプログラムがまさに今、動いています。米国NCIのミッションは、「がん死をゼロにすること」で、もちろん、これはアメリカ国民に限った目標ではなくすべての人類に対しての目標ですので、この「がん撲滅サミット」と全く趣旨を同じくするものです。その組織のサポートの下で、私は20年以上にわたって新規がん治療の開発に携わってまいりました。

がん治療は少しずつ進歩してきましたが、私が医者になった30余年前と基本的には変わっていません。その間にIT、特にインターネットの普及などで社会は大きく変わってきました。がん治療にも新たな技術で改革を起こす時期に来ていると思います。免疫治療などは、その先駆けになっているものであろうと思いますが、さらに新たな治療を開発し患者の皆様の選択肢を増やしていくことで、がんの医療は変わっていくことと思います。アメリカでがん治療の開発に従事する日本人として、日本の皆様の活動を心強く感じるとともに、皆様と協力して、がん治療改革を進めていきたいと考えています。

最後に、本サミットの成功とお集まりの皆様方の今後ますますの御発展、御健勝を祈念いたしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

平成29年11月12日

ページトップへ

Copyright © がん撲滅サミット All rights reserved.
本HP内容につきまして無断転載を固くお断り申し上げます。