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経団連副会長メッセージ

がん撲滅に向け、全員でアクションを


岡本 圀衞
日本経済団体連合会副会長
日本生命保険相互会社代表取締役会長


この度、「がん撲滅サミット2016」が開催されますこと、お喜び申しあげます。また、がん撲滅に向け立ち上がり、当サミット開催を実現された、事務局や実行委員会等の関係者の皆さまに対して、心より敬意を表したいと思います。

今年の年間のがん罹患数は、高齢化の影響で、初めて100万例を突破する見込みとなっています。一方で、先般発表されたがんの治癒目安とされる5年生存率は、3年前の調査から男女ともに改善し、3.5ポイント上昇の62.1%に達したとのことで、これらは医療関係者の皆さまの常日頃からの努力の賜物であり、今回のサミットが掲げる「超早期発見と先端医療社会の構築」への取組みに対する着実な成果の表れだと思います。

また、先月、日米韓3カ国による保健相会合が初めて開催され、がん治療研究や早期発見技術での連携強化が図られる等、国際的にも協力体制が構築されつつあることを大変心強く思うと共に、これまで以上に私たち一人ひとりの行動が、重要性を増してくるのではないかと感じております。

経団連では、昨年度から「健康経営の推進」を事業方針に掲げ、従業員の健康増進の実現に向けた取組みを進めています。具体的には、生活習慣病の予防やがんの早期発見を目的とした従業員向けの健康イベントや、禁煙・がん検診の促進、検診後の精密検査フォロー、レセプトデータを活用した健康指導等、幅広く取組み事例を公表し、共有化することにより、各社での実効性の向上や定着を目指しています。

各業界においても、健康をテーマとした展示会を共同で開催する等、経済界では、様々な形で健康経営の推進に本気性を持って取り組んでいます。健康経営は、従業員個人の生活の質の向上のみならず、企業活力を高める上でも重要であり、今後一層力を入れていく必要があると思います。

我々生命保険業界では、従来から、入院や手術、抗がん剤治療等にかかる費用だけでなく、入院準備にかかる費用や、入院中・治療期間中の生活費等にも備えることが可能ながん保険や医療保険を提供し、「がんに向き合い、克服する」患者の方々のサポートをさせていただいております。

がんの予防面においても、各企業が様々な取組みをされていますが、一例として、日本生命では、一部の自治体との間で協定を結び、営業職員によるお客様へのがん検診リーフレットの配布を通じて、受診を勧奨する取組みを始めております。

がん撲滅に向けては、医療関係者だけでなく、当サミットが提唱しているとおり、オールジャパンで立ち向かう必要があると思います。国や地方自治体は予防、啓発に全力を挙げて取り組んでおられますが、我々経済界としても、何が出来るのかを意識し、皆さまと手を携えながら、共にがんに立ち向い、大きな運動にしていきたいと思います。

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